筋肥大する動作スピード
筋肥大(筋肉を大きくする)を目指す場合、動作スピードはトレーニングの目的や方法によって多少異なりますが、一般的には「コントロールされた速度」が推奨されます。

- コンセントリック(筋収縮)フェーズ: 筋肉が縮む動作(例えばバーベルを上げる動作)は、1~2秒程度で素早く、かつコントロールしながら行うのが効果的です。速すぎると筋肉への負荷が減り、遅すぎると勢いが失われる可能性があります。
- エキセントリック(筋伸張)フェーズ: 筋肉が伸びる動作(バーベルを下ろす動作)は、2~4秒程度でゆっくりと行うのが理想的です。この「ネガティブ動作」を意識的に遅くすることで、筋繊維への刺激が増し、筋肥大に効果的とされています。
- テンポの例: よく使われるテンポ表記では「2-0-1-0」や「3-0-1-0」などがあります。これは「エキセントリック-一時停止-コンセントリック-一時停止」の秒数を表しており、例えば「3-0-1-0」は下ろすのに3秒、上げるのに1秒というペースです。

なぜこのスピードが良いのか?
- 筋緊張時間(Time Under Tension, TUT): 筋肉に負荷がかかっている時間を十分に確保することで、筋肥大が促されます。1セットあたり40~70秒程度のTUTが目安とされることが多いです。
- フォームの安定: 速すぎる動作はケガのリスクを高め、筋肉への刺激が分散してしまうため、コントロールが重要です。
注意点
- 個人差: 初心者はまず正しいフォームを優先し、慣れてきたら速度を調整すると良いです。
- トレーニング種目: デッドリフトのような爆発的な動作ではスピードを重視する場合もありますが、筋肥大目的なら上記の範囲で調整するのが無難です。
結論として、筋肥大を目指すなら「エキセントリック2~4秒、コンセントリック1~2秒」を目安に、筋肉に意識を集中させながら動作するのが効果的です。

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2025-04-09 | Posted in GYM'S BLOG