レストポーズ法
レストポーズ法(Rest-Pause Method)は、筋力トレーニングのテクニックの一つで、筋肉に高い負荷をかけ、筋肥大や筋力を効率的に向上させることを目的としています。この方法では、通常のセットを短い休息(レスト)を挟みながら複数回に分けて行うのが特徴です。

レストポーズ法の基本的なやり方
- 通常のセットを行う:まず、通常の重量(例えば6〜8回で限界が来るような重量)でレップを行い、筋肉を疲労させる。
- 短い休息を取る:セット後に10〜20秒程度の短い休息を入れる。この時間は完全に回復しない程度の短さに設定。
- 追加のレップを行う:休息後、同じ重量で可能な限りレップを続ける(通常は2〜4回程度)。
- 繰り返す:休息と追加レップを1〜3回繰り返し、1セットを終了。
- セット間の休息:次のセットに移る前に、通常のセット間休息(1〜2分程度)をとる。
例
- ベンチプレスで、80kgを6回行った後、15秒休息。
- 同じ80kgでさらに3回行い、15秒休息。
- さらに2回行って1セット終了。
効果
- 筋肥大の促進:筋肉に強い刺激を与え、成長を促す。
- 筋力の向上:高重量を扱うことで神経系の適応を促す。
- 時間効率:短時間で高いトレーニング効果を得られる。
- 限界突破:通常のセットでは到達できないレップ数や負荷をかけられる。
注意点
- 高強度のため初心者には不向き:フォームが安定し、トレーニング経験がある中級者以上におすすめ。
- 過度な疲労に注意:回復が不十分だとケガやオーバートレーニングのリスクが高まる。
- 適切な重量設定:重すぎる重量だとフォームが崩れやすく、効果が低下する。
- 十分な休息と栄養:高負荷のため、回復のための睡眠や栄養摂取が重要。
応用例
- ドロップセットとの併用:レストポーズ後に重量を下げてさらにレップを続ける。
- シングルレップ法:1回ずつの高重量レップを短い休息で繰り返すバリエーション。
レストポーズ法は、特に停滞期を打破したい場合や、短時間で高強度のトレーニングを行いたい場合に有効です。ただし、ケガを防ぐためフォームと重量管理に注意し、トレーニング後の回復にも配慮しましょう。

芦屋でパーソナルトレーニングのことなら
ジークデザインにお任せください😊
芦屋パーソナルジムSIEG DESIGN
2025-05-11 | Posted in GYM'S BLOG